THE VOICE FROM OWNER 秋山 理絵 三木町発酵ビルヂング代表

きっかけは家族の腸疾患

三木町発酵ビルヂングの前身は、サンドイッチ専門店「SANDOYA」。2015年に和歌山市でオープンしました。コツコツとお店を営んできたある日、息子がクローン病という炎症性腸疾患になってしまいました。なぜその病になったのか原因はわかりません。原因がわからないので現代の医学では根治するのが難しく、難病指定されている病です。

それでも自分にできることがきっとある。そう考えて辿り着いたのは「毎日の食事」でした。人の体をつくるのは口から取り入れる食事。そこを変えれば、何かが変わるはずだと思い食事を徹底的に見直すことにしたのです。

厳しい食事制限=生き方を変える

とは言っても、この病は厳しい食事制限をしないといけません。中でもクローン病は脂質を抑えなければなりません。揚げ物や肉料理はもちろん、マヨネーズやドレッシングなど、あらゆる食品に脂質は含まれています。完治することが難しい病は、つまり一生付き合っていくというということ。家庭内で食事を調整することはできても、外食や旅行、合宿や研修など家を離れる時にはとても困ります。食事制限ということは、行動の制限にもなってしまう。それが一番辛いことでした。

• 発酵の力に加えて、健康に大事なことがもうひとつあると思います。それは笑うこと。笑顔は発酵と最高の相乗効果をもたらすと信じています。病気になり、これまで当たり前だった外食を諦めないといけない時。

• また、そんなお友達や家族を励ましてあげたい時。そしてもちろん、健康をキープしたい方に。三木町発酵ビルヂングはあらゆるみなさんが毎日発酵をとり続けられるようにおいしく、楽しい場所を目指しています。